ミゾコウジュという植物をご存じでしょうか。
2月末のある日、麦畑の間の道路を歩いていると、見たこともない植物を発見しました。
葉っぱの見た目はミントみたいな感じですが、独特な香りはしないので違います。それで、花が咲けば、何という植物なのかはっきり分かるだろうと思っていました。
花が咲くのを、気にしながらひと月以上たった頃、やっと見つけました。この株にたくさんの花が咲いていました。
株も随分大きくなって、淡い紫色の花が咲いていました。
小さな花がたくさん集まって咲いています。とても小さな花ですが、目を凝らしてよく見ると、凄く綺麗な花です。
絶滅危惧種 ミゾコウジュ!!
ようやく花が咲いたので、この花の名前を調べてみることにしました。
名前が分かりました、ミゾコウジュという名前でした。別名ユキミソウというそうです。名前が分かっても、全く見たことも、聞いたこともない花でした。
さらに、詳しく調べてみると、ミゾコウジュは31の地域で絶命危惧種の指定があるようです。環境省カテゴリでは、準絶滅危惧種みたいです。
日本のレッドデータ 検索システムを参照させていただきました。
宮城、長野、富山、徳島県では、絶滅危惧Ⅰ種に指定されています。山梨、三重、奈良、和歌山、山口、長崎、沖縄県では絶滅危惧Ⅱ種。私の住む熊本県を含む18県は準絶滅危惧種に指定されています。
なかなか道端なんかで、見つからないはずですよね。
たくさん花が咲く割りには、絶滅危惧種に指定されるということは、生きていく土地が少なくなってきているということなのでしょう。
先日も、草むらに隠れた小さい株を見つけました。思わず、他の丈の高い草をかき分けて、ミゾコウジュの株に日が当たるようにしました。これで、もっと元気になって、子孫を残してくれることでしょう。
皆さんも、もし、ミゾコウジュを見つけたら、あまり見れない花なので、可愛がってあげて下さい!!
同じように一部の地域で絶命危惧種に指定されている、ムサシアブミ(武蔵鐙)の投稿をしていますので、是非、ご覧ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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