春に5枚羽根のプロペラのような白い花を咲かせる、とても特徴的なテイカカズラのお花畑のお話です。

テイカカズラの名前の由来
テイカカズラの名前の由来は、鎌倉時代の歌人・藤原定家が愛する式子内親王の死後、葛となって彼女の墓にからみついたという能の「定家」にもとづいているようです。
とても、深い深い由来が有るお花だったのですね。


テイカカズラというお花
テイカカズラはキョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木です。茎から気根という根のようなものを出して、いろんなものにからみつきます。石垣みたいな平面的なものにもひっついて、どんどん上に伸びていきます。春に白い5枚羽根のプロペラ状の花を咲かせ、良い香りを漂わせます。花の後に、細長い果実をぶら下げます。この実が熟すと長い綿毛を付けた種を風で飛ばせます。かなり大きな綿毛で、タンポポの綿毛の倍以上もあるかと思われます。





有毒なテイカカズラ
テイカカズラは漢方では強壮、解熱効果があると期待されているのですが、葉っぱや茎を切ると白い液が出ます。この白い液、つまり乳液に毒性があるのです。間違って、葉っぱなどを食べてしまうと、麻痺や嘔吐といった症状を引き起こしてしまいます。絶対に、食したりしない方がいいようです。


いかがだったでしょうか、名前に由緒あるテイカカズラは可愛らしい花と香りを届けてくれます。嬉しいお花ですが、少しだけ注意も必要なようですね。
テイカカズラの詳しいページがあります。Green Snapさんのテイカカズラの育て方|植え付け時期は?毒を持っている?をご覧ください!!
Green Snapさんありがとうございました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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良ろしければ私の投稿、わが国の固有種「サザンカ」をご覧ください。

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