細長い糸をたくさんたなびかせた幻想的な花を咲かせる、キカラスウリのお話しをいたしましょう。
キカラスウリ(黄烏瓜)は、ウリ科カラスウリ属のつる性の多年草です。わが国の全土のやぶなどに普通に生えている、在来種です。
夜に咲く花
キカラスウリと同じようなカラスウリがあります。この2つは両方とも夜になると花を咲かせます。でも、この2つには大きな違いが有ります。カラスウリの花は、朝になると萎んでしまいます。キカラスウリの花は、そのまま咲き続けます。昼間見られるのは、キカラスウリの花だけです。
そういうわけで、私は、残念ながらカラスウリの花を見たことが有りません。図鑑の写真は見たことが有るのですが、キカラスウリの花がより幻想的な姿をしていると思います。
テンカフンの原料?!
みなさんは、テンカフン(天花粉)というのを、知ってますか?
汗かきの赤ちゃんのあせもの薬として使われる、白い粉ですね。
なんと、このテンカフンがキカラスウリの根の、でんぷんから作られているということです。驚きですね。全然知りませんでした。
テンカフンのことなど参考になるページがあります。文化の森の花だよりさんのカラスウリとキカラスウリをご覧ください。文化の森花だよりさん、ありがとうございました。
キカラスウリの実
キカラスウリの実です。1月の後半に見つけました。10cmほどの実です。
スイセンについての私の投稿があります。こちらもあわせてご覧ください。
冬に綺麗な花を咲かせる「スイセン」は、ホントはよその国の花だった!!
冬から咲き始める、可憐で美しいお花のスイセン(水仙)は、昔々に地中海沿岸地域から中国を経てわが国に渡ってきた外来種です。すっかりわが国の固有種と思われるほど馴染んで、わが国の冬から春にかけてなくてはならないお花の一つとなっています。それほど、愛されるお花なんですが、実は、有毒で毎年のように誤食がニュースなったりします。
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